
&E PROGRAM vol.47
開催日 : 2026年11月3日(火・祝)
対象年齢 : 6歳以上・保護者
ナビゲーター : 日向ひまわり、春風亭昇々
場所 : 光明寺(港区)
[ CULTURE, TRADITIONAL ARTS, PERFORMING ARTS, 1day ]
| 募集人数 | 10組 20名程度 |
|---|---|
| 募集期間 | 先行 8月22日(土)12:00 〜/一般 8月29日(土)12:00 〜10月23日(金) |
| 参加料金 | 1組 (子1・大人2まで) 22,000円 〜 |
お寺の本堂に響く、張り扇(はりおうぎ)の音。
扇子や手ぬぐいを持つしぐさ。
思わずこぼれる笑い声。
そして、子どもたち自身の「やってみたい」という声。
今年の「さゑぐさ寄席」は、講談と落語を、見て、聞いて、声に出して楽しむ、親子のための寄席体験です。
講談や落語に馴染みがなくても大丈夫。
むずかしい知識も、緊張感もいりません。
「ちょっと覗いてみようかな」くらいの気持ちでご参加ください。
笑って、聞いて、まねてみて、声を出すうちに、
感性豊かな話芸の世界が少しずつ近づいてきます。
ナビゲーターは、講談師の日向ひまわりさんと、落語家の春風亭昇々さん。
講談は、張り扇のリズムにのせて、人物や出来事をいきいきと読み上げる語り芸。
落語は、顔や身体の向きを変えながら、何人もの人物を演じ分け、目の前に情景を浮かばせる会話劇。
どちらも、一人の語り手が、声と身体と小さな道具だけで世界をひらく日本伝統の話芸です。
けれど、その語り方やリズム、物語の届け方には、それぞれ違った面白さがあります。
まずは、全身を耳にして聞いてみること。
体全体で笑ってみること。
大きな声に出してみること。
イメージをふくらませてまねてみること。
そして、見えない景色が心の中に浮かんでくる不思議を感じることです。
講談では、張り扇(はりおうぎ)の音にのせて、物語がぐっと前へ進みます。声の調子やリズムに引き込まれながら、人物や出来事がいきいきと立ち上がっていきます。
落語では、会話のやりとりから場面が生まれます。
一人の噺家が、顔や身体の向きを少し変えるだけで、別の人物がそこにいるように感じられます。
同じ「語る」でも、こんなに違う。
けれど、どちらも聞く人の想像力に働きかける芸です。
映像も、大きな舞台装置もありません。
語り手の声や間、身体の向き、道具の使い方によって、
そこに人がいるように感じる。
景色が見えるような気がする。
いつの間にか、物語の中に自分も入っている。
そんな体験を、親子で一緒に味わう時間にしたいと思っています。
日向ひまわりさんの講談と、春風亭昇々さんの落語を、
楽しんだあとは、講談と落語の違いを、お二人と一緒に楽しく見ていきます。
張り扇は、どんな音を出すのでしょう。
扇子や手ぬぐいは、どんなものに変わるのでしょう。
語り手は、人物が変わるとき、場面が変わるとき、どんな工夫をしているのでしょう。
見て、聞いて、少しずつわかってきたら、今度は子どもたち自身も体験してみます。
ワークショップでは、くじ引きで講談チームと落語チームに分かれます。
子どもだけでなく、大人も一緒に参加します。
講談チームは、ひまわりさんと一緒に、張り扇のリズムにのせて「名乗り」に挑戦します。
名乗りとは、武士が「我こそは」と自分の名を名乗る、迫力ある自己紹介のようなものです。
落語チームは、昇々さんと一緒に、お題の小噺を落語のしぐさで表現します。
リズムにのると、言葉が前に進み出す。
ほんの少しの間合いで、笑いが生まれる。
話芸の面白さを、身体を使って体験します。
最後は、小さな発表会。
上手にできなくても大丈夫です。
声を出してみる。まねてみる。誰かに届けてみる。
その一歩が、子どもたちにとって特別な体験になるはずです。
一昨年と昨年の「お寺で笑おう!〜 It’s a 落語 world」では、子どもたちがお寺の本堂で落語を楽しみ、しぐさをまねたり、小噺づくりに挑戦したりしました。
はじめは少し緊張していた子どもたちも、昇々さんの声や表情に引き込まれ、やがて本堂いっぱいに笑い声が広がっていきました。
高座に上がって、自分の言葉で小噺を披露する子どもたちの姿は、とても堂々としていました。
大人と子どもが一緒に考え、笑い合い、拍手を送り合う。
そんな時間の中で、子どもたちの表情がどんどんほぐれていきました。
今年はそこに、講談が加わります。
講談と落語。二つの語りの文化にふれながら、今年ならではの「さゑぐさ寄席」をつくっていきます。
講談って何?
講談は、江戸時代に発展してきた日本の伝統的な話芸です。講談師が釈台(しゃくだい)を前に座り、張り扇(はりおうぎ)で調子を取りながら、歴史上の人物や出来事、武士の生き方、親子や師弟の情、町人の機転など、さまざまな物語を読み上げます。張り扇の小気味よい音、語りのリズム、言葉の勢いによって、聞く人の目の前に人物や場面がいきいきと立ち上がってくるのが講談の醍醐味です。
講談の役割は、単に物語を楽しませることだけではありません。歴史や事件、人の決断や誇り、失敗や情けを、声の力で語り継いできました。そこには、正しいか間違っているかだけでは割り切れない人間の姿や、時代を越えて心に残る価値観が描かれています。また、講談は日本語のリズム、言葉の勢い、聞き手を物語へ引き込む「語り」の力を体感できる場でもあります。
現代においても、講談は、過去の出来事をただ古い話として伝えるのではなく、そこに生きた人々の思いや選択を、今を生きる私たちの前に立ち上げてくれる芸です。この伝統的な話芸を通じて、子どもたちは、言葉が持つ迫力、物語を聞く面白さ、そして人の生き方に想像をめぐらせる豊かさに出会うことができます。
落語って何?
落語は、江戸時代に始まり、数百年にわたって日本の文化を彩ってきた伝統的な物語芸術です。一人の演者(落語家)が、扇子や手ぬぐいなどの小道具を使いながら、ユーモアあふれる物語を語ります。この独特の芸術形式は、練り込まれたストーリーテリングと、聴衆との間に生まれる一体感が醍醐味。
落語の役割は、単に娯楽を提供するだけでなく、日本の社会、歴史、道徳などを反映し、語り継いできました。多くの話には教訓が含まれており、古き良き時代の価値観やあたたかな人間関係を伝える手段として機能しています。また、落語は日本語の豊かさと表現の美しさを見せる場でもあります。
現代においても、落語はそのユニークなスタイルと深い文化的意義で、幅広い世代に愛され続けています。この伝統的な芸術を通じて、私たちは日本の過去と現在をつなぐ架け橋を体験し、言葉の力、日本人の想像力の豊かさを再発見できるのです。
<過去のプログラム参加者の声>
「面白すぎて座布団から落ちちゃった!」(7歳)
「子どもが大人と同じことで笑えるということに気づくことが出来ました」(保護者)
「初めての落語。こんなに面白くて、学びがあるとは思わなかった」(保護者)
「親子シャッフルしたワークショップの時間が新鮮でした。他の大人と交流している様子に、子どもの新しい一面を見られました」(保護者)
<募集要項>
日程 :11月3日(火・祝)
12:30開場 13:00開演〜16:00終演(途中休憩あり)16:15解散(予定)
場所 :光明寺(港区神谷町)
対象 :6歳〜12歳の子どもとその保護者
※ 子どもと保護者、1組2名以上でお申し込みください。
定員 :10組20名程度
<参加費>
&Eフレンドメンバー(有料会員) 1組22,000円(子1・大人2まで)子どもの追加1名10,500円
&Eメンバー(無料会員) 1組24,500円(子1・大人2まで)子どもの追加1名11,700円
<申し込み期間> 期間中に定員に達した場合は、キャンセル待ちを承ります。
&Eフレンドメンバー(有料会員)
先行申込:8月22日(土)12:00〜8月28日(金)17:00
通常申込:8月29日(土)12:00〜10月23日(金)
&Eメンバー(無料会員)
通常申込:8月29日(土)12:00〜10月23日(金)
日向ひまわり(ひゅうが ひまわり)
講談師。広島県出身。
1994年、二代目神田山陽に入門し、講談師となる。1998年に二ツ目昇進、2008年に真打昇進し、「神田ひまわり」から「日向ひまわり」となる。落語芸術協会所属。山内一豊などの武将物、大岡越前守のお裁き物、忠臣蔵などを得意とし、なかでも子どもが登場する話を得意としている。
ひまわりさんの講談の魅力は、「講談は心を読む芸」という言葉を大切に、張り扇と釈台が生み出すリズムにのせて、人物の思いや物語の場面を、明るく、あたたかく、いきいきと立ち上げてくださるところにあります。
このプログラムでは、子どもにも分かりやすいお話を披露していただきます。ひまわりさんの語りを間近に味わいながら、声の力、言葉のリズム、物語を聞く楽しさに親子で触れていただきます。
春風亭 昇々(しゅんぷうてい しょうしょう)
落語家。千葉県松戸市出身。
春風亭昇太に入門し、2011年に二ツ目昇進、2021年に真打昇進。落語芸術協会所属。NHK新人落語大賞決勝進出、渋谷らくご大賞、渋谷らくご創作大賞など、若手時代から高い評価を受ける。新作落語から古典落語まで幅広く手がけ、テレビやラジオなどでも活躍している。
昇々さんの落語の魅力は、明るく軽やかな語り口と、体を大きく使った表現、子どもたちを一気に物語の世界へ引き込む親しみやすさにあります。
SAYEGUSA &Eでは、これまで子ども向けの落語プログラムにご登場いただき、落語の鑑賞だけでなく、しぐさや小噺づくりなど、子どもたちが自分でも表現する体験を届けてくださいました。このプログラムでは、昇々さんの落語を間近に味わいながら、言葉としぐさで人を笑わせる面白さ、想像する楽しさに親子で触れていただきます。