8月27日(土) と28日(日)、SAYEGUSA &E PROGRAM の第一弾「教えない昆虫の学校」が開催され、養老先生や、先生のムシ仲間の渡辺さん、崎野さんと濃厚な時間を過ごしました。

昆虫が大好きな子も、実は昆虫がちょっと苦手だった子も、先生のコレクションに思わず歓声をあげたり、フィールドでは目を輝かせ、いきいきとした表情をみせてくれました。
先生のちょっぴり難しいお話を聞くときに見せてくれた真剣な表情も、優しくも決して子ども扱いしない養老先生の受け答えも、とても印象的でした。

昆虫たちの、自然が生み出したアートのように美しい色や形状、不思議な生態。この地球上には人間だけではなく、本当にさまざまな生物が共存していて、それぞれにちゃんと存在理由があること（みんなの苦手なクモやハチにだって！）。小さな昆虫の、思いがけなく大きな世界にふれたときの驚きや喜び、小さな感動。
子どもたちそれぞれが、新しい「気づき」を見つけることが出来たのではないでしょうか。

そして大人の私たちもまた、時代が目まぐるしく変化している今、この先の未来を生き抜くために、子どもたちに伝えなければならないこと、気づいてもらいたいことは何か。その答えに少しだけ近づけた気がします。
子どもとともに自然のなかへ出かけることの大切さを、これからも考えつづけていきたいと思います。

Photo : Ko Tsuchiya