REPORT vol.8
開催日 : 2022年10月〜2023年1月
対象年齢 : 0〜12歳
ナビゲーター : 山口博之
場所 : ご自宅
[ CULTURE ]
2022年10月から2023年1月にかけ、パーソナルな選書の体験プログラム「あなただけのライブラリー」を開催。大勢の子どもたちに本や絵本をお届けしました。
山口さんとのヒアリングでは子どもたちが、日々の出来事や今夢中になっていること、将来の夢などを楽しそうに話してくれました。”お家にいながら”ということもあってか、初めてお話する山口さんと子どもたちはすぐに打ち解けて、とてもリラックスした様子だったのが印象的でした。
例えば、6歳のA君は、虫やもふもふ系(特にハムスター)の動物、爬虫類が好きな男の子。「大きくなったら生き物の科学者になりたい。色々なことを知りたいから。自分がなぜ生き物が好きなのかも知りたい。」とお話ししてくれました。
そのA君に山口さんが選んだのは、『建築する動物』『世界えじてん』『こども図鑑』『昆虫の体重測定』『ことばあそび』の5冊でした。
『建築する動物』は、世界トップクラスの自然写真家インゴ・アルントが、 2年間の世界一周取材でレンズに収めた生き物たちの風変わりな建築術、見事な美意識を紹介したヴィンテージ写真集ですが、時にはこのような、大人でも魅了されるような本格的な書籍をお選びするのも、SAYEGUSA &Eならではです。ご家族も一緒に楽しんでもらいたいのはもちろん、もうすでに読んだことのある本でも歳を重ねると、そこから受け取るメッセージは変わってきます。だから、大人になるまで何度も何度も繰り返しページをめくってもらいたい。そんな思いを込めました。
A君のお母さまからのメッセージをご紹介いたします。
「選書して頂きありがとうございます!沢山の本、嬉しかったです。子供はまず、『昆虫の体重測定』が一番最初に気になったようで、すぐに読んで欲しいと言ってきました。『これだけは~』では、世界にあるタワーを高さ順に並べた図に特に興味を惹かれたり、『世界えじてん』では地域の区分ごとに読み進めていって「こういうの知らなかったね!」と、とても楽しい時間を過ごしています。『建築する動物』ではかわいい鳥たちが器用に作った巣の写真を眺めて感嘆し、「この本は強力的な本だね!」などと言っていました。親子共に良い刺激を受けています。またこのような機会がございましたら参加させていただきたいです。」
SAYEGUSAは「子どもにこそ”本物”を大人と同じように体験してもらうことが重要」と考えています。子どもたちの集中力と本物に対するアンテナを信じてSAYEGUSAはこれからも、子どもたちが思いがけない世界にふれ、驚きや喜び、感動を呼び起こし、それぞれの「気づき」を見つけることが出来るような「真の体験」をご提供していきます。
2023年4月からスタートする『あなただけのライブラリー2023春』は、ブックディレクター三田修平さんも加わります。初めての方はもちろん2度目の方にもご満足いただける選書をさせていただきますので、ぜひご参加ください。
ご参加された保護者さまの声
ご参加いただいたプレ会員の皆様には心よりお礼申し上げます。
本文中にご紹介した他にも貴重なご意見を頂戴しております。その一部を抜粋してご紹介いたします。
●オンラインでのやり取りでしたが、ゆったりとした雰囲気の中で、子どもは安心して自分の好きなもののお話を聞いていただいたり、親の私自身も子育てについて色々振り返ったり、これからのことを考えたりする時間を持つことができました。(中略)また、私が出産を控えていたため、子どもからの「赤ちゃんってどこからくるの?」という質問にファンタジックに答えるべきか、科学的に答えるべきかを悩んでいます、というような個人的な質問をやり取りの中でお話させていただいたのですが、選書の中に『おうち性教育はじめます』があり、届いたその日に読んでしまいました。親の私の悩みにまでそっと寄り添ってくださる山口様のお心遣いに、感動いたしました。体験後の親子の時間もとても豊かになることが、ありがたかったです。本当にありがとうございました。(4歳・母)