SAYEGUSAが考える、子どもが一人で旅に出ることの素晴らしさとは…
子どもたちは、美しい自然環境の中で、新しい仲間たちと一緒に過ごすことができます。
山や森の中を歩いていると、普段目にしない景色や植物、動物たちとの出会いがあるかもしれません。
そんな自然の中で、子どもたちは感性を磨き、新しい発見や体験をすることができます。
このプログラムでは、子どもたちが力を合わせて様々なミッションに挑戦します。アクティビティを通して、子どもたちは自然環境に対する興味や知識を深め、チームワークや自分で責任を持って行動することの大切さを身につけます。
今回、子どもたちを縄文時代の暮らしにナビゲートしてくれるのは、アウトドアライフの達人、焚き火の伝道師・寒川一さんです。寒川さんがアウトドアを通じて子どもたちに伝えたいのは「生きる力」。
人が生きていく上で何が必要で何が必要でないか、それを子どものうちに知ってもらいたいといいます。
寒川さんがナビゲートするプログラムの魅力は、寒川さんが尊敬してやまない詩人・山尾三省の詩「火を焚きなさい」の一節からも窺い知ることができます。
人間は
火を焚く動物だった
だから 火を焚くことができれば それでもう人間なんだ
火を焚きなさい
人間の原初の火を焚きなさい
やがてお前達が大きくなって 虚栄の市へと出かけて行き
必要なものと 必要でないものの見分けがつかなくなり
自分の価値を見失ってしまった時
きっとお前達は 思い出すだろう
すっぽりと夜につつまれて
オレンジ色の神秘の炎を見詰めた日々のことを
『火を焚きなさい』山尾三省著、野草社より
舞台となる長者ヶ原遺跡公園(国史跡指定)は、約5500~4000年前の縄文時代に営まれた北陸最大級の集落跡です。市の中央を流れる姫川の東側、海岸から約2.5km標高90m前後の高台に位置し、周囲は豊かな緑に覆われています。
このプログラムでは、自然と密接に関わった縄文時代の生活や太古の人々の知恵に触れ、大地と人のかかわりを肌で感じ、太古と現代、双方のアプローチから「生きる力」を育みます。
遺跡公園に立つ復元竪穴住居に寝泊まりし、縄文時代と同じ水源から水をくみ、縄文人と同じように森へ入って薪を拾い、火をおこし食事の支度をします。生きるための基本は体温を守って水を飲むこと。火と水は命に直接つながります。これは3万年前の原始人の時から変わらない原理なのです。
そして、もう一つの魅力が縄文の叡智にふれる時間です。考古館の学芸員さんたちが縄文文化の魅力をさまざまな工夫で教えてくれます。
先祖の暮らしをなぞるプリミティブな体験と、学術に基づいた質の高い知的体験をミックスした、子どもたちのワクワクがとまらない唯一無二の体験プログラムです。子どもたちが心身ともに成長し、自然に対する興味や関心を高めることができる素晴らしい機会です。たくさんの子どもたちのご参加をお待ちしています!
「生きるために樹木が必要で、綺麗な水が必要。人間は地球に生かされています。」
( 寒川一「&E Talk」)
※このプログラムのファーストステップとして、5月・6月に開催する親子プログラム <火と水と木と土と> へのご参加もおすすめいたします。<火と水と木と土と>は三浦半島の大楠山系の自然豊かなフィールドを、親子でトレッキングしながら、生きるための”逞しさ”と”優しさ”そして、いざという災害時にも役立つスキルを手に入れるプログラムです。
寒川一著『焚き火の作法』2021年、学研プラス
プログラム概要
開催日 : 2023年 9月16日(土)~18日(月・祝)2泊3日
場 所 : 長者ヶ原遺跡公園(新潟県糸魚川市)
ナビゲーター:寒川一(アウトドアライフアドバイザー)
対象年齢 : 8~12歳 子どものみ
募集人数 : 14名(最少催行7名)
募集期間 : 2023年9月5日(火)締め切り
参加料金 : 107,800円(税込)/ 1名
※開催日に対象年齢であることをご確認ください
※参加料には、保険料、教材、食事(朝2、昼3、夜2)、プロカメラマンによる記録写真データが含まれます
※集合場所までの交通費は含まれておりません。詳細はお申し込み後に別途ご連絡いたしますが、ご検討段階でもお気軽にお問い合わせください。
※定員になり次第募集を締め切ります
協力:美山創造計画、株式会社アンプラージュインターナショナル
■1日目 現代から縄文へトラベルするための準備の1日(生きるスキルを身につけよう!)
11:45 糸魚川駅集合 12:10 長者ヶ原遺跡公園到着
・オープニングセレモニー
・チームづくり
・スカウトトレッキング(自分たちが暮らしを立てる森を観察、偵察する)
・縄文生活の準備 (水汲み、火おこし、寝床作りなど)
■2日目 縄文を楽しむ1日(現代生活から解放されよう!)
・石斧や土器を使ってみよう
・縄文人になりきって食事の準備
・縄文キャンプファイヤー
・夜の森の冒険 など
■3日目 森に還して繋がる日(また森にこよう!)
・森へおかえしする時間
・振り返り
入浴施設立ち寄り
13:30ごろ 糸魚川駅にて解散
寒川一(さんがわはじめ)
1963年生まれ、香川県出身。災害時に役立つアウトドアの知識を書籍、キャンプ体験、防災訓練などを通じて伝えるアウトドアライフアドバイザー。三浦半島を拠点に焚き火カフェなど独自のアウトドアサービスを展開。北欧のアウトドアプロダクトを数多く扱うUPIアドバイザー(〜2023.9)、フェールラーベンやレンメルコーヒーのアンバサダーなども務め、スカンジナビアのアウトドアカルチャーに詳しい。
著書に『アウトドアテクニック図鑑』(池田書店)『新時代の防災術』(学研プラス)『焚き火の作法』(学研プラス)などがある。
●プログラム代金には集合場所までの往復の交通費は含まれておりません。お申し込み手続き完了後にお送りするメールに記載の旅行代理店にてお申し込みいただくか、お客様ご自身でご手配ください。指定の旅行代理店でご手配いただいた場合は、東京ー糸魚川駅往復の新幹線にスタッフが同行いたします●野外活動が中心のプログラムのため、体力に問題のない方のご参加をお願いいたします。特にアレルギーのある方は、お申し込み前に、お問い合わせフォームより必ずご相談ください。場合によっては対応出来ないことがございます●当日の体調不良、発熱の場合、ご参加をお断りすることがあります●キャンプの個人装備として寝袋をご用意ください●悪天候等によりプログラムの一部が変更になる場合があります
※ご参加にあたっての注意事項、持ち物等の詳細につきましては、お申し込み後に郵送するご案内書にてご確認ください。
プログラム参加規約pdf
参加する